イナズマイレブンGOを愛してやまないオタクの呻きブログ

イナイレを語ったり他のことを語ったり。

メイドインアビスを観て

アニメ全13話と映画前半までを観て、色々と自分のなにかが変わった感覚がします。

 

人の肉体は脆く、強靭なのだということを知りました。矛盾していますが、それだけ可能性には幅がありどちらの面ももっているということです。

 

食べ、食べられ、支配し、支配されることで自分は生きているのだと。当然の自然の理ですが、それを感じる機会が人間社会では普段あまりないので新鮮でした。

 

 

私はメイドインアビスに登場するボンドルドや、逆転裁判5に登場する亡霊など「何かが根本的に欠けた人物」に非常に興味を持っています。実際に居たら近づきたくはありませんし関わりたくもないですが、コンテンツとして見る分にはとても好きです。

 

ボンドルドは良いですね。よくあんなキャラクターを生み出せたなと作者の発想力には驚かされます。敬語なのがまた恐怖心を煽る。

 

 

 

 

ナナチの話をします。

彼女は「助かってしまった」人間です。助かってしまった人間は助からないベクトルに進んでいく傾向があります。その様を見ていて悲しくなりました。気持ちがわかるからです。

 

ナナチとボンドルドが接触した時の戦慄表現は最高でした。ナナチが内に秘める、植え付けられた怖さというものが肥大化していくのを感じます。

 

 

 

 

 

このままだと私はグロテスクなものに美を見出してしまいそうなので、あまりその世界に深入りしないでおこうと思います。

刺激的なものはたまに摂取するからこそおいしいのであって、慣れてしまうと欲求がエスカレートして自滅するのは目に見えているので。